【インターネットガバナンス研究会】
第6回「インターネットガバナンス研究会」開催
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| 会場の様子 |
今回の研究会では、昨年11月に行われた国連主催の世界情報社会サミット(WSIS)の議論の総括と、その結果誕生した「インターネットガバナンスフォーラム(IGF)」の第1回会合をにらんだ動向などを、当研究会主査である富士通 経営執行役 法務・知的財産権本部長の加藤幹之氏が解説した。加藤氏はIGFのアドバイザリーグループメンバーにも就任している。その後、総務省国際部国際政策課長の坂巻政明氏をゲストコメンテーターとして招き、今後この問題をどのように議論していくべきか意見を交わした。
加藤氏の講演から
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| 加藤幹之氏 |
実際の本会議で採択された基本合意の主要な点は3つ。まずインターネットガバナンスは幅広い問題を含んでいることの再確認。次にICANNを含むこれまでの管理体制は維持しつつ、継続して検討するということ。そして3つ目に、この問題について多様な立場の人々が幅広く意見を交わすための「インターネットガバナンスフォーラム(IGF)」の設置である。
IGFの第1回総会は今年の10月29日から11月2日まで、アテネで開かれる予定だ。すでにIGFの議題候補として、スパム、多言語主義、サイバー犯罪、国際接続料金、デジタルデバイドなどが上がっている。5月17日には、総会のアジェンダとプログラムを作成することを目的としたアドバイザリー・グループも発足した。すでにその1回目の会合がジュネーブで行われ、総会の全体テーマを「Internet Governance for Development」とすること、「開放性」「多様性」「セキュリティ」「アクセス」の4つの視点で議論することなどで合意している。
IGFでどこまで実質的な成果を出せるかはまだ未知数だ。そして米国にはIGFが新たなICANN批判の場とならないか警戒している向きもあるし、途上国側もデジタルデバイドが拡大すればさらに不満を募らせる可能性がある。IGFのみですべての問題はカバーできないが、問題解決に貢献していくための組織にしていかなくてはならない。
坂巻氏のコメント、ディスカッションから
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| 坪田知己代表幹事(左) 坂巻政明氏(右) |
会場からは、国際電気通信連合(ITU)の果たすべき役割についての質問や、国際接続料金の最適モデル、多言語主義問題などについて意見が出された。
司会を務めた日経デジタルコアの坪田知己代表幹事は、「インターネットは誰のものか、改めて考え直すときにきている。次世代にバトンを渡すためにも、忍耐強く建設的な議論が必要不可欠。産業界がもっと声を上げて議論の輪を広げていくべき」と議論を締めくくった。
2006-6-13 カテゴリー : インターネットガバナンス研究会
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